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石橋守騎手の顔の変化

人をいい顔、変な顔と判断するのなら、石橋守騎手は明らかに変な顔である。土の中に長く埋まって、中々地上に出て来れなかった、ぼこぼこの年増のジャガイモのようだ。皐月賞ジョッキーに輝いた日、石橋守騎手を見てそう思った。


22年ぶり。悲願の初G1を取った石橋騎手の勝利インタビューはあまりにも初々しくて、メイショウサムソンという馬よりも、この人を見ている方が感動的だった。地上にがんばって、がんばって、やっと這い上がったジャガイモが、燦々たる太陽を浴びて、歓喜しているような感じだった。


昨日、この石橋騎手がダービージョッキーに輝いた。なんとネオユニヴァース以来の2冠馬ジョッキーになってくれた。地上に飛び出した遅咲きのジャガイモが日本一のターフで爆裂した。石橋騎手は騎手なら誰もがなりたいダービージョッキーに輝いたのである。


私はまたしてもメイショウサムソンよりも、この石橋騎手の顔をまざまざと見ていた。そして、その変化にびっくりしていた。皐月の時のジャガイモ顔はすっかり面取りされ、コラーゲンがたっぷり注がれたようにさっぱりとして、ヘアースタイルも垢抜けていた。皐月の時とはまるで別人だった。


人は栄冠や名誉を勝ち取ると、それが大きな自信になり、顔も変わってくるのだと思った。人に期待されたり、見られたりの自意識が、いつのまにか、その人の風貌を変えてしまうのかもしれない。


ダービーの勝利インタビューも皐月の時と打って変わり、実に落ち着き、堂々としていた。カメラ目線まですっかり出来上がっていた。2冠騎手という胸に抱えきれない喜びを、今度はスター騎手という自分を十分意識しながら、語っていた。


凄くいい顔だった。最近勝利台に立つ騎手は大体決まっているので、こんな変化のあるいい顔を見るのは久しぶりだった。


去年は無敗の3冠馬、ディープインパクトの登場。今年は早くも2冠馬が出現。ミスターシービーとシンボリルドルフの2年間を誰もが期待しているだろう。


菊花賞。石橋騎手の顔がどう変わっているか、なんとしても見たくなった。もちろん、メイショウサムソン君の3冠にも拍手を贈るためにも。

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コメント

石橋騎手

ダービーでの石橋騎手のインタビューを見て、私も同じことを感じました。前の年に在校生としてたどたどしく送辞を読んだ翌年、卒業生として堂々と答辞を読めるような変わり様だと思いました。

今年の石橋騎手を見ていると、序盤は乗り馬に恵まれた当たり年だと思っていましたが、一度引き寄せた運をしっかりと掴んで、新たな運も引き付け、さらに実力で先の道を切り開いているようにも映ってきました。私も菊が楽しみです。

2006/05/31 (Wed) 10:11 | シルクベルベット #.RAXqMQA | URL | 編集
ご感想ありがとうございます!

シルクベルベットさん。

ご感想ありがとうございます。石橋守騎手に対して、ちょっと失礼かなとも思いましたが、やはり石橋騎手に最高のオマージュを捧げるには、こんな表現しか見つかりませんでした。

そして、私と同じ感性をお持ちでいらっしゃる、シルクベルベットさんがいらしてくださって、とってもうれしいです。

石橋守騎手。ずっとずっと、応援したくなりました。あの素朴さがたまらない。愛しいです。そして、なぜか最近、自分が忘れかけていたもの、とても人間として大切なものを思い出させてくれました。

菊で、もっと、もっと垢抜けた、石橋騎手の勝利インタビューが見たいですね!

2006/05/31 (Wed) 20:09 | マリリン #- | URL | 編集

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