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偏愛の罪

6月29日(日)晴天

 真夏の射すような熱い日差しが阪神競馬場を包み込んでいた。
関西の有馬記念とも言われる「宝塚記念」の今回の出場馬は多分、今までの宝塚記念では過去最大の豪華メンバーの結集だった。

 なにせ、今年の皐月、ダービーの2冠馬ネオユニヴァース、シンボリクリスエス、G16勝のアグネスデジタル、ダンツフレーム。パドックではダントツよく見えたのが、馬体がチョーでかく黒光りしたシンボリクリスエスだった。

だけどね、だけどね、マリリンはやっぱ、アグネスデジタルだもんね。秋の天皇賞で最強馬・テイエムオペレオーを破り、フェブラリーステークスではあの、ミスターシービーの孫・ウイングアローを破り、大好きなお馬を見事に破ってくれちゃって、かなりアッタマきたけど、愛する馬を破ったお馬を今度は応援の方に回るのも、これも、また、一つの歪んだ愛。


 だって、最近ではアグネスデジタルのレースを全部見てるんだもん。香港のシャティンで2回、5月には県営名古屋競馬場での復活戦。そして、あの内側から、1メートルの空きを狙ってやってきてゴールを決めた安田記念。なんとオグリキャップの記録を破ってのコースレコードだった。

 だから、今回の宝塚でも、いとも簡単にゴールを決めてくれと思っていた。パドックではいつもと変わらぬ、あのマイペースのフットワーク。ただ一つ気になったのは、十八番のおおアクビが出なかったことだ。

 アクビが出ないのが不運の始まりだった。なんと、デジタルは後半の道中、全く前に抜き出る気配もなく、結局、13着となってしまった。

 勝利に輝いたのが、春天、菊花賞を取った芦毛のヒシミラクル。
 
 茫然自失、ショックで言葉が出なかった。それで、二日間ばっかり寝こんでしまった。でも、これって、デジタルにとっては大迷惑な話。「マリリンがボクに惚れてくれんのはメチャ、うれしっすが、時々、厚顔無恥かつマイペースのボクだって、カンが鈍ることがあるんすよね、ごめんね」

 そんなデジの言葉がやっと耳に届いたのが昨日。偏愛の罪。あんまり、好きになると相手はその負担に耐えられなくなるんだ。

 そうだ、男と女の恋と同じ。追えば追うほど、相手は逃げていく。しつこく束縛すれば相手は逃げていく。時には距離をおき、知らん振り、インターバルを持つ事こそ、恋愛の勝利者。
 ちょっとだけ、マリリンの深い愛からデジタルを放牧してやんなきゃ、反省!

 偏愛の罪を学んだマリリン。

 偏愛といえば、宝塚記念の晩、大阪在住の女実業家の悪友・Tちゃんにナンバのオカマバーに連れていってもらって、慰められた。オカマのマスターとホステスにも慰めれた。「人生、思い通りにならへんよ」が結論。うっ!あまりにも正攻法の慰めだったが、へこんだ気持ちを妙に明るくしてくれた。

 ホステスさんがマリリンのために堺マチャアキの不朽の名曲「街の灯かり」を唄ってくれ、胸がジーンとなっていた。♪そばに誰かいないとー!沈みそうなこの胸ぇ♪ ありがと!

 深夜のバーを出ると、心地よい、初夏の風がマリリンの頬をそっとなぜてくれ
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