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映画「スタンドアップ」と娘

今日は朝から雨。雨の日は寂しいが、その寂しさに無防備に、しかも存分に浸れるのであるから、ある意味ではとても豊かな日でもある。豊満の寂しさに…。すごく好きな言葉である。

 運よく娘の進路が決まった。これは、去年の暮れにすでに決定していたのだが、忙しさにかまけて、お祝いの言葉を娘にかけてあげることもなかった。ただ、時間と都合があったら、一緒に映画「スタンドアップ」を見る約束をしていたので、それが今日実現した。

 この映画はどうしても劇場で、同性である娘ともう一度見たかった。感動が少し薄れてきたものの、またあの強烈な感動を蘇らせたくて、近所の映画館に行った。豪雨のなか、娘を後部座席に乗せ、車を走らせる私は、すでに主人公のシャーリーズ・セロン演じるジョージー・エイムズになりきっていた。

 娘がこれから未知の女性「ジョージー」とどう向き合うのかが、楽しみでもあり、不安でもあった。もし、娘が「スタンドアップ」に感動しなければ…。それはそれで、親子であっても、感性は違うのだから仕方ない。

 私は劇場で見る「スタンドアップ」に新たな感動を覚え、ラストの息子サミーと母親ジョージーのシーンでは、またぐちょぐちょと涙を流していた。

 映画が終わって、娘に恐々、感想を聞いてみた。

 「感動と言うよりも、衝撃だった。こんな映画見たことなかった。ママ、この映画に感動という言葉は当てはまらないよ。でも、母親になることって、こんなに素晴らしいことなんだね。ママも私がお腹の中にいた時、ジョージーと同じような感動したんだね」

 涙ぐみながら、感想を言った。大袈裟な表現もなく、淡々とした感想だったが、私はとてもうれしかった。娘が母親の私に一歩近づいてくれたような気がした。彼女もいずれは母親になるかどうか。それは分からないこと。でも、もし母親になったら、その子供たちに、強風と豪雨の中を車に乗って、私とこの映画を見に行った日のことを話してもらいたい。そう思った。
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