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中川六平ちゃんが逝ってしまった。


中川六平ちゃんが亡くなった。9月5日、63歳だった。

六平ちゃんは、元・晶文社の敏腕編集者であり、ライターでもあった。私の著作の版元の平原社の社長の渡辺勉(ベン)さんとは古い付き合いであったので、私がベンさんの会社に打ち合わせに行くと、いつも六平ちゃんが来てくれた。
 
「お、陽子ちゃん、元気?」とやたらテンションが高かった。

六平ちゃんはいつも機嫌がよくていい加減で、大のおねーちゃん好きだった。浅草、湯島の老舗の飲み屋に何回も連れていってもらった。

奢ってくれると言いながら、いつも割り勘だった。でも、そんなお調子もんで、明るい六平ちゃんが大好きだった。

私の出版記念会の司会もやってくれ、やってくれたのはいいが、迷走した個性的な司会で、ドキモを抜かれた。でも、そんなおかしい六平ちゃんが大好きだった。

そして、誰よりも活字にこだわり、いい本を作る天才編集者でもあった。生前、私の拙稿を読んでくれた時、「陽子ちゃん、まだまだ、アホだな」と厳しく言われ、へこんだ。

でも、その直後、「虚実皮膜」という近松門左衛門の芸術論を教えてくれ、虚構が真実味を生むことを教わった。

戸井十月といい、六平ちゃんといい、今年の夏は私の大好きな人が亡くなる、いやーな、さみしい夏になってしまった。 
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青い池 | Home | 「戸井十月の新たな旅立ちを見送る会」

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