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ハル・ベリーとオウム裁判

2月27日(金)

去年のアカデミー賞主演女優賞に輝いた、ハル・ベリーの来日記者会見が新宿パークハイアットであった。会見に出席予定だった共演のロバート・ダウニー・jrは残念ながら、欠席。ダウニーも「チャーリー」でその演技力の奥深さに注目していたので欠席は本当に残念だった。

去年「チョコレート」で夫を絞首刑にされた妻、母親の葛藤を切なく、哀しく演じていたハルの存在感には圧倒された。近年まれに見る演技派女優だと確信していた。そう言えば去年のアカデミー賞は主演女優、男優(デンゼル・ワシントン)とも黒人俳優であったのも、画期的だった。

ハルの今回の作品は「ゴシカ」というサイコホラー作品。しかし、時間がなくて試写を見てなかったので、プレスの内容で映画の詳細を知った。「チョコレート」から一変して、ホラーの主人公。女子刑務所精神病棟に勤める精神科医役である。会見からハルがこの映画に出演した動機がはっきりしてきた。ハルの実の母親が精神科医であったそうだ。精神を病んだ人々の苦悩。ハルは子供の頃から日常の中で見つめていたそうだ。

それにしてもハルは美しい。八頭身のスラッとした体。彫りの深い顔。記者を見つめる眼差しは優しく慈愛に満ちている。その美しさをさらにさらに引き立てているのは、彼女の内面の豊かさとインテリジェンス。今まで見たホラー作品で一番感動した作品を3つあげてください、という質問に「シャイニング、エクソシスト、ハロウインPART1」を上げた。私自身も、シャイニング、エクソシスト、はホラーの聖書だと信じていたので、これにも共感した。しかし、タイムリミットでその理由を聞くことはできなかった。

記者会見が終わると、オーム裁判の判決が下された。「松本被告死刑」。戦後最大の残酷極まりない猟奇的犯罪の当然の結果だった。地下鉄サリン事件の被害者で未だに社会復帰できず病魔と闘っている方、遺族の方たちの気持ちを思うと、死刑でも、足りない刑だ。

しかし、こういった犯罪者を作りだした社会背景にこそ、真の病巣があるのではないだろうか?

パークハイアットを出て、新宿駅南口まで歩く。人々が行き交う雑踏。「蛇とピアス」の主人公ギャル、イワシが腐ったようなどんよりとした目つきのサラリーマン、やたら声がでかいオバサン集団、風俗ティッシュを無表情で配るギャル男。彼らはこの判決を一体、どう捉えているのだろうか?
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