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日本の音が消える

今週号の「週刊朝日」に連載なさっている内館牧子さんのエッセイに大共感した。

タイトルは「ご近所からの苦情」。

お正月に姪御さんがお琴を弾くのが恒例になっていたが、ある年から、止めたそうだ。近所から音がうるさいとの苦情が来たからだ。姪御さんはお正月の2日だけ、それも午後1時から10分ほどお琴を弾いて、日本のお正月に雅を彩っていた。

お正月にご近所から生のお琴の音色が流れてくるなんて、なんとも素晴らしいじゃないか!それを騒音と感じる近所の人の心のゆとりの無さに辟易するとともに、なんか、この人おかしいんじゃないと怒りさえ覚える。

内館さんの女友達のマンションでは、草むらで秋の虫が鳴いていた。コオロギ、スズムシの鳴き声を聞くと、暑かった夏がやっと終わりを告げ、これからは心地いい秋がやってくるんだと、心が穏やかになる。しかし、ここでも苦情があった。この虫たちの鳴き声が煩いからどうにかしてくれと、マンションの管理人に文句をたれた近所の人がいた。管理人はなんとも浅はかなことに、殺虫剤で秋を彩る虫たちを殺してしまったそうだ。

秋の虫の鳴き声を騒音と感じるこの人は、なんかおかしいというより、狂っているとしか思えない。

「音楽のない盆踊り」という引用があったが、私もこのテレビニュースを見ていた。町内の広場で毎年行われる盆踊りの音がうるさいという苦情から、櫓の下で浴衣を着た町民たちが、ヘッドフォンをつけ、そこから流れる盆踊りの民謡の音を聞きながら踊っているのである。

その風景を内館さんは、「冥界」のようだと表現していた。私もテレビから流れる無言、無音の盆踊りの風景を見ていて、全くそのとおりだと思った。

おまけに、もっと、ぞっとするのは、この無音の盆踊りの問い合わせが各地からあり、自分の地元でもやってみたいという自治体があったということだ。このニュースを見ていた人なら誰もが、「こんなのおかしくねぇ?盆踊りなんて真夏のたった一日だけの庶民のお祭りだよね。ちょっとくらい大きな音楽が流れてきても当たり前じゃんねぇ?それをうっせーと思うのって、おかしくねぇ?」と、思うに決まっていると信じていた。

ところが、無音の盆踊りに理解を示す人の方がどうも多いらしい。

オコガマシイが、私は日本の未来を憂慮していた。いや、日本の国民の未来をだ。

「琴の音色」「コオロギ、スズムシの鳴き声」「盆踊りの民謡」を騒音と感じる人たちが増えてきているこの実情に私は強く強く、憂慮する。

日本人はもはや、四季折々の音色を雑音と感じるようになってしまったのか!

これは日本の伝統的な音に文句たれるモンスターペアレンツみたいなもんだ。

恐ろしい。

こんなちゃちぃ狂った奴らが寝ている枕元で、私はオジー・オズボーンの「クレイジートレイン」の超デカイメタル音音をぶっ放して、頭ん中をリセットしてやりテぇー!

ぅったく!



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