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「わが青春のフランス映画」小中陽太郎講演会のご報告

小中陽太郎講演会
(10月31日 船橋勤労市民センターにて。登壇席のお花は小中陽太郎さんファンでいらっしゃる池坊流のお花の先生・川島弥水さんの作品です。パリ・ブローニュの森をイメージして生けていただきました!)




私、瀧澤陽子プロデュース企画第2弾「パリを語ろう」(わが青春のフランス映画)~小中陽太郎講演会のご報告をいたします。

まず、会場にいらしたたくさんの参加者の皆様、ありがとうございます!事前予約となっておりましたが、当日、船橋ケーブルテレビをご覧になった方、たまたま会場近くに用事があった方が講演会の看板をご覧になって、飛び込みでいらしたりで、会場は満杯、熱気に溢れておりました。

まず、総合司会の私が、10月の初旬に訪れたパリの報告をいたしました。競馬、映画などを専門にコラムを書いている私は、競馬ライター的見地から、フランスの競馬場で日本人初の調教師になられた小林智さんのお話をしました。小林さんは単身、フランス競馬に乗り込み、大変なご苦労とお勉強をなさってフランスギャロで日本人初の調教師になられた努力の方です。サッカーの世界で言ったら、中村俊輔、野球だったらアメリカ大リーグで活躍するイチローや松井選手に匹敵するくらい、日本の競馬の世界では画期的な方です。

映画コラムニスト的見地からは、パリのカルチェラタンにある古い趣のある名画座で、懐かしいアンドレ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」やジェラール・フィリップ特集の作品などを見てきました。パリの映画館は人の心を落ち着かせてくれます。パリがなお一層好きになりました。


簡単ですが、そんな内容のお話をしました。

そして、待望の小中陽太郎氏の講演会となりました。小中氏は事前にお話することをまとめてくださったので、会場の方全員に「わが青春のフランス映画」(2つの道ー破滅と理想)というタイトルのプリントが配布されました。

そこには小中氏の人生を大きく変えた数々のフランス映画の題名が上げられておりました。

1 ・ プロローグでは、戦後すぐ(高校時代、下級生時代)にご覧になった作品

「パリ祭」「大いなる幻影」「天井桟敷の人々」

2 ・ 戦後開花(ジェラール・フィリップとともに)
  
芸術派    「美女と野獣」「田園交響楽」「オルフェ」

青春まっさかり   「肉体の悪魔」「赤と黒」「禁じられた遊び」


3・ NHKのディレクター時代とヌーベル・バーグ

「悲しみよこんにちは」「勝手にしやがれ」「大人はわかってくれない」「いとこ同士」「太陽がいっぱい」

4・ フランス映画との別れ

「シェルブールの雨傘」


小中氏の人生に関わってきた、素晴らしいフランス映画の傑作が熱く語られました。私も映画コラムを書く身であり、上記された作品はほとんど見ておりますが、小中陽太郎氏が語る映画論は映画論だけにとどまらず、それが人生論になっている点に驚嘆しました。まさに、熟練した作家が語る映画論だったわけです。

小中氏のお話はフランス映画を語りながらも、フランスという国、そして戦後の日本人の歴史までをくっきりと浮かびあがらせてくれたのです。また、氏は軽妙洒脱な講演の名手でもありますから、そこにフランス的エスプリ、ユーモアとアイロニーも込められて、約1時間の講演時間があっという間に過ぎてしまいました。

市民運動の闘士でもあった小中氏は人を大切にする暖かい人です。身内であろうと、友達であろうと、通りすがりの人であろうと、「会うときはいつも他人」ではなく、「会うときはいつも友達」のリベラルで懐のデカイ方でもあります。

そんなことから、いつの間にか、司会の私は会場にいらっしゃる皆様にマイクを向け、「青春時代に感動した映画は、人生で一番思い出の映画は何ですか?」と、質問をし始めました。

会場の方は思わぬ展開に、最初は驚き、あせっていらっしゃいましたが、段々とその緊張感が消え、皆様のお口から、

「私はパリ祭が一番でした」「私は大いなる幻影が一番です」「娘がパリに住んでいるので、小中先生お勧めのパリのスポットは?」「フランス映画よりもアメリカ映画が好きですが、小中先生のお話でフランス映画も見てみたくなりました」「テレビで見るよりも、小中さんはかっこいいです。一緒にお酒が飲みたくなりました」「天井桟敷の人々は2巻に分かれていますよね」「ジャック・ドゥミのロッシュフールの恋人たちはいかがでしたか?」

それはそれは、話がどんどん大きく広がっていきました。その一つ一つの質問に小中氏がユーモアを交えてお答えなさって、会場はいつの間にか、笑いの渦と化しました。

本当に楽しい、アットホームな講演会でした。

小中陽太郎さん、参加者の皆様、本当にありがとうございました!
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