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「遠野馬物語」 高草操著

遠野馬物語


「人と馬のかけがえのない絆」 

 新刊のフォトエッセイ「遠野馬物語」(里文出版)のキャッチコピーである。

 著者の高草操さんと私の関係は、ちょっとだけエキセントリックなものかもしれない。拙著「三角のマリリン」に登場してくれたコスモバルクという北海道所属の競走馬が、私と写真家・高草操さんの距離を一気に縮めてくれた。高草さんの撮るコスモバルクは数奇な運命のバルクの人生を熟知しているのだろうか。一葉一葉に節目節目のバルクの姿が鮮明に描かれている。

 毎週のように競馬場で競走馬を撮り続ける傍ら、高草操さんは岩手県遠野市の在来馬、乗用馬、農用馬、競走馬…に魅了され、7年間も遠野通いを続けていた。

 民族学者・柳田国男がそれより以前に遠野に魅了され「遠野物語」を上梓している。それが原作となり、82年に村瀬鐵太郎監督が、仲代達也主演で「遠野物語」を撮っている。

遠野は筆に写真に映画に収めるには、不思議な魅力の町だということが強く伝わってくる。

 私は競走馬の世界しか知らなかったので、本著により、暮らしの中に生きる馬たちのたくましさや健気さの素晴らしさを教わった。

 優しい視点で描かれたエッセイを包み込むように、遠野馬たちの四季折々の自然体の素直な姿がそこに写し出される。

 日々、切磋琢磨している私に、高草操さんの「遠野馬物語」は一服の清涼剤になってくれた。


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