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旦那を張り倒したくなった日

 これは、映画日記にしようかどうか迷ったが、かなりドメスティックな内容なんで、日常日記にした。

 マリリンの映画日記(http://blog.goo.ne.jp/randyyoko3/)にも書いたように、9月29日公開の映画「エディット・ピアフ~愛の讃歌」は、私にとって、今年最高で最良の作品だと思っている。

 そして、誰もがこの映画に感動してくれると、太鼓判を押していた。この作品を見ることによって、エディット・ピアフという偉大なるシャンソン歌手の壮絶で数奇な人生を共有し、そこから、自分の人生を考え、病める人、悩める人に、なんらかの希望が生まれてくれれば、それは素晴らしいことであると思っている。

 古い話だが、チャップリンの映画「街の灯」にまつわる素晴らしいエピソードがある。これは、確か偉大なる映画評論家、故・淀川長治先生のご著書に書いてあった記憶で曖昧なのだが…。

 ある日、お金もなく病気の一人の男性が自殺を決意する。彼は命の最後の日に、一つだけこの世の思い出に残そうと、映画館に入る。当時の映画はまだサイレントで、セリフの声が聞えない。そこで上映されていたのが、チャップリンの「街の灯」だった。

 何気に見た、この「街の灯」を見ているうちに、そこに登場する人物たちが、自分よりもはるかに不幸で悲惨な状況であることを知る。それでも生きる希望を棄てず、闘う登場人物の生き様を目の当たりにし、その男性は自殺を思いとどまったそうだ。
 
 もちろん、この男性はラッキーだった。これがチャップリンの映画でなければ、自殺を思いとどまらなかっただろう。それだけ、チャップリンの映画は、喜劇でありながらも、万人の人生の機微や葛藤や哀歓を描ききった作品ばかりなのだ。

 これこそ映画である。いや、映画文化の役割である。

 「エディット・ピアフ~愛の讃歌」も、そこまでは大粒ではないかも知れないが、私はチャップリンの「街の灯」をダブらせていた。

 試写で3度も見て、さらに一般公開がこれまで待ち遠しかった映画は最近滅多にない。家の旦那にも強く強くお薦めしていたので、わくわくしながら、初日の29日に夫婦割引2000円で映画館に行った。

 わがまま放題、やりたい放題、言いたい放題の悪妻の私。せめても旦那にこの映画で感動を味わってもらい、心が豊になってくれたら、うれしい。ささやかな心のプレゼントだ。

 「パパ、あなた、ありがとうね。いつも馬のケツや映画ばかり追っかけていて、パパに穴の開いたパンツはかせても、全く気が付かない愚妻のマリリンを許してね(#^.^#)」

 いつも口に言えない感謝の気持ちをこの作品を通して、捧げたいと思っていた。

 ところが、である。こんな感傷に浸っているのもつかの間。旦那はピアフが晩年に唄う「水に流して」のシーンでグラッと船を漕いだのである。そのシーンは私が一番感動したシーンだった。いや、多分、それまでも何度か眠っていたに違いない。

 この時ほど、旦那を張り倒してやりたいと思ったことはなかった。

 そして、ジャガー横田の気持ちが手に取るようにわかった。
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「別に…」「特にないです」 けどね。 沢尻エリカちゃんよ。 | Home | 玉石混淆(ぎょくせきこんこう)

コメント

競馬のランキングより訪問させて頂きました。

何はともあれ、旦那さんあってこそですよ!お大事にしてやって下さい!(笑)

ブロゴを少し読ませて頂いたばかりに、『三角のマリリン』を読んで見たくなりました。

また、寄らせて頂きます。

2007/10/17 (Wed) 20:44 | 有閑絢爛 #- | URL | 編集
ありがとうございます!

有閑絢爛 さん

コメントありがとうございました。

そうなんですよね。マリリンのような不安定なやくざな仕事していると、旦那の収入が無ければ生きていけないんですよ。

いつも心では感謝しているんですが、でも、なぜかいじめてしまう。なんでなんでしょうかね?

でも、これからは一杯大切にしますからね。

「三角のマリリン」は自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ面白いです。是非、お読みいただけるとうれしいです!

また、マリリンのブログにぜひとも遊びに来てね。

ありがとうございました!

2007/10/18 (Thu) 11:20 | マリリン #- | URL | 編集

馬は大好きです。
子供のころ遊んだ、馬小屋の香り。思い出せる香りの一つです。

競馬一度みた経験がありますが、、三角のマリリンを読んだあと、マリリンさんが、素敵な旦那様 (ロンドンで、お目にかかってますので)と同じくらい愛してる競馬を、理解できるかたのしみです。

2007/10/25 (Thu) 11:39 | みちるちゃん #- | URL | 編集
みちるちゃん、ありがとう!

なんと、なんと、ロンドンでは楽しいひと時を過ごさせていただきました。

旅は道連れとはよく言ったものですね!

競馬が、いえ、馬がお好きなんですね。素晴らしい。

「三角のマリリン」も読んでくださるの?ありがとう。

ところで、私信ですが、あなたのメルアドが分かりませんので、差し障りがなければ、マリリンサイトトップページにある、お問い合わせのメルアドにメールいただけるとうれしいです。よろしくね!

2007/10/26 (Fri) 08:14 | マリリン #- | URL | 編集

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