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娘のカレシ

このブログを娘とそのカレシが見てないことを想定して書いている。あ、もしかしたら、ミクシーやっている娘や娘の友達がここまで飛んできて、これを読んじゃうかもしれない。その時は、あたしゃ、物書き、嘘八百は日常茶飯事だから、これはあくまでも想像上の話として、ごまかそうっと!


最近、娘にカレシができた。高校2年の時に妻夫木君と小池徹平を足して2で割ったみたいな、超イケメンの男の子と付き合い、見事にフラれてから早2年の歳月がたった。しばし、失恋の痛手でメソメソしていたが、さすが、現代の女の子、復活が早い。今では元カレのことなんて、まるで無かったかのように、新しいカレシとラブラブである。


娘の今カレは某サークル(大学には一杯サークルがあって、単なる合コンのノリの軽いサークルだと思う。つまりかなりアホなサークル。)の2つ先輩で都の西北の大学生である。


何も娘の恋愛に水を差すわけではないが、私はこのカレシと付き合い始めた娘のウキウキしている姿を見ると、なんだか、無償に腹が立ってくる。どうも、娘がこのカレシの前で、実際の娘の実像とはまったく違った自分を演出し、かわい子ぶりっ子しているのに腹が立つのかもしれない。


自分の娘の恋を応援せず、娘が一人のガキの男に翻弄されている姿が情けない、と思う私は母親として、かなり変わっているのかもしれない。しかし、私は一般の母親とは違う。「シャネル」よりも「サラブレッド」、「ウエッジウッド」よりも「百均(ダイソー)」の食器、「フランス料理」よりも立ち食い「富士そば」のたぬきうどんを愛している点からも普通の女性とは違う。


だから、こんなことを思ってしまっても、全く問題ない。私の中の普通と世間の普通の価値観がずれているから、問題ない。


極めつけは、クリスマスイブの前日のことだった。翌日は「有馬記念」。ディープインパクトの引退とコスモバルクの出走でドキドキ、ハラハラしてスポーツ紙を読んでいたら、娘が突然、「クリスマスケーキを作るから、邪魔しないでね」と言った。


「ふーん。クリスマスケーキなんて、ママ、あんまり食べたくないなぁ。いいよ作んなくても」と私。「誰が、ママに作るって言った。カレシに持っていってあげるに決まっているじゃん」と娘。


「あ、そう、ま、頑張れば」と私。


娘は高価なチョコレートを溶かし、スポンジケーキを焼いて、それは素晴らしいクリスマスケーキを作った。


私は、「凄く、おいしそうじゃん。でも、よく、カレシのために、そんな大変なことやるね。ママなんか、付き合っている男にケーキなんか焼いてやったことないよ。かわいい女と思われたい現われ?でもケーキの材料費がかかるんだから、ちゃんと半分はカレシに請求しなよ」と嫌味を言った。娘は完全無視。


最後の仕上がりに、ケーキにデコレーション文字を入れている。そこには「メリー♡クリスマス」と真っ赤なかわいい文字が書かれていた。


私は、また娘をからかった。「そんな月並みな言葉なんかで、カレシはときめかないよ。もっと凄いエモーショナルな言葉入れたら?」


「えっ?どんな言葉」と娘は身を乗り出した。


「あ、これが、いいよ。


『どんなもんじゃい!」』


亀田がランダエタと再戦して、勝った時、メダルをファンに見せながら、リングの上で何度も言っていたよ。『どんなもんじゃい!』って。ケーキ作ってやったんだから、感謝しろ!『どんなもんじゃい!』て意味でさ。どう?」


娘は侮蔑に満ちた表情を母に向け、再び氷つくような無視。そそくさと綺麗な箱にケーキをつめて、カレシの元に行ってしまった。


私は「メリー♡クリスマス」と月並みなことを書く女の子よりも、絶対に「どんなもんじゃい!」って書く女の子の方が男にとって、ずっと魅力的だと思っている。そんな言葉に笑い転げる、ウイットのあるカレシと付き合ってもらいたい。それなのに、娘は一般社会通念の男の価値観の中で浮遊している。なんとも情けない。


年末、ある忘年会で、このことを人に話したら「あなたは娘さんに嫉妬しているんだね。きっと。若い頃の自分が懐かしいんだよ。多分。それに、娘さんはかわいいじゃん。どんな男でも、『メリー♡クリスマス』の方が好きだよ。『どんなもんじゃい!』」で喜ぶのはあなたくらいだよ」と言われた。


うん、でも、そうかな…。私は私の娘なら「どんなもんじゃい!」と、絶対に亀田興毅してもらいたかったんだが。

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コメント

インパク知

こんにちは。
先日、仕事中で空腹という女ともだちに、韓国で食べてきた海鮮鍋やうにわかめスープなどの美味しそうな画像をわざと次々に写メールしたら、
「ウニワカメーーーーーーーッッ!!!!

かかって来い!!オラァーーーーーーーーッッ!!!!!」
と返信メールが帰ってきました。ちなみに題名の「う、う、う」から続いてます。
最後の名前の○○子の「子」は「壊」になってました。

そんな彼女の独創性が好きです。美女ってこともありますが(笑)
「うわあ、美味しそうね」というメールだったら、今後メールのやりとりの楽しみが激減すると思うし、やがて記憶の中で存在が薄くなると思います。

ローランサンの詩にも
『死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です』
とありますしね。

2007/01/27 (Sat) 12:13 | シルクベルベット #.RAXqMQA | URL | 編集
マリー・ローランサン

シルクベルベットさん。書き込みありがとうございます。

そうですよね。多分、詩人・アポリネールにとって、ローランサンは「どんなもんじゃい!」って書くような女性だったんでしょうね。だから、あの傑作「ミラボー橋」が生まれたんだよね。

すると、今、シルクさんがお好きな女性はまさにローランサンみたいな方なんでしょうね。「ウニワカメーーーーーーーッッ!!!!」なんて返信くれるんだから。

私の娘にも「どんなもんじゃい!」って書いて欲しかったよー!

それにしてもローランサンの詩は最高ですよね。

2007/01/28 (Sun) 05:51 | マリリン #- | URL | 編集

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