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レオナルド・ディカプリオとウイル・スミス

今週立て続けにアメリカの大物俳優、レオナルド・ディカプリオとウイル・スミスが来日した。木曜日はレオ。金曜日はウイル。二人の記者会見に臨んだ。


レオはもうあの「タイタニック」のレオではなくなっていた。御年32歳。もう「レオ様」なんていう茶番のアイドルから逸脱して、立派なおっさん俳優になっていた。心なしか、貫禄が出て、ちょっと太ったような感じであった。実を言うと、ディカプリオ以上に興味があったのが、監督のマーティン・スコセッシである。彼の「タクシードライバー」は、私の生涯のベスト10に入る作品である。アルトサックスが奏でる切ないBGM。一番汚い頃のニューヨークの街と人々の風景をどんよりとユーツに撮ってくれた。


今回の「ディパーテッド」は「ギャングオブニューヨーク」「アビエーター」に続く、スコセッシ監督とディカプリオとの3回目のコラボである。この3作の中で、今回の「ディパーテッド」が群を抜い面白かった。というのも、この作品は香港映画「インファナルアフェア」がベースになっているからだ。「インファナルアフェア」3部作が傑作であったからこそ、これをモチーフにして、スコセッシ監督が撮れば、絶対に傑作が生まれないわけがない。


この映画の製作者はあのブラッド・ピッドである。「インファナルアフェア」の版権をブラピが買ったことは知っていたが、もちろんブラピが主演するとばかり思っていた。香港のトニー・レオン役(マフィアに潜入する刑事)がディカプリオ。アンディ・ラウ役(警察に潜入するマフィア)がマット・デーモン。


香港のトニーとアンディには決定的な違いがある。その風貌、個性、パーソナリティが全く正反対であるにも関わらず、結果、この二人の男の人生の原点は同一だったというパラドックスが切なく伝わってくる。しかし、今回の「ディパーテッド」の主役のディカプリオとマットにはそれが感じらなかったのが唯一、残念だった。


ディカプリオもマットも「インファナルアフェア」の核となるパラドックスを急ぎ過ぎて、映像のなかで風貌も性格もあまりにも似すぎていた点である。演じる上で鮮明なコントラストがなかった。マットとディカプリオの顔の骨格が元々似ているのも敗因か。むしろ、マットの役をディカプリオ、ディカプリオの役を製作のブラピが演じていたら、この映画はまた別の道を歩きだしたような気がする。ともあれ、最近シネマライターしている私で、かなり沢山の試写を見た中で、「ディパーテッド」は見て損のない映画だと太鼓判を押せる。


ウイル・スミスの「幸せのちから」は、21ドルしか手元になかったホームレス親子が大金持ちになるというストーリーだけでもうウルウルしてしまう。掛け値なしに、久しぶりににアメリカンドリームに勇気つけら、堪能できる作品である。


来日したウイルのテレビ出演のサービス精神は恐るべし。「めざましテレビ」では、お得意のラップまで披露しちゃって。おかしい。おかしい。こんなに明るい俳優は珍しい。だから、記者会見に行くのが楽しみだった。だが、だが、だが、なんと記者会見では実にマジメ君に徹していて、現代の家族のあり方を大学の教授みたいに、得々と語っていた。いつおかしくなるか、いつ、ウイルが崩れてくれるかと思っているうちに会見時間が迫ってしまった。ウイルのお笑いを期待していたのは私だけではないと思う。


でも、最後にやってくれました。もしオスカーを共演している実の息子のジェイデン君が取ったらどうしますか?という質問に「ボクがオヤジだから、息子にそのオスカー像をよこせと言うよ」。これには大笑い。そして、これで勢いがついちゃったウイルはストーンと抜けてくれ、フォトセッションの時の壇上のテーブルもスタッフと一緒に片付けちゃって、これもお見事。ウイルはやはり、おふざけが一番お似合いのようだ。


因みに私はウイルの作品で一番好きなのが「アリ」。伝説のボクサー、モハメッド・アリの自伝映画だが、アリを演じたウイルは素晴らしかった!

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コメント

「ディパーテッド」

マリリンさん、「タクシー・ドライバー」からマーティン・スコセッシ監督に注目していらしたのですね。
この間のゴールデングローブ賞で見事監督賞を取り、ノリに乗っての来日だったと思います。

「ディパーテッド」、「あのような豪華なキャストだからこそ見れる映画だ」なんていう辛口批評もあるようですが、私はあのラストシーンがよかったと思います。元の「無間道1.2.3.」と違っていて・・・。


シネマライターとしての活躍、おめでとうございます!
寄稿しておられる雑誌の事、詳しく教えてくださ~い。

2007/01/21 (Sun) 16:29 | さんちゃん #- | URL | 編集
マーティン・スコセッシ監督

「タクシードライバー」にも注目しましたが、74年の「アリスの恋」も大好きです。エレン・バースティンがアカデミー主演女優賞に輝きました。エレンは本当に素直に正直に演技するので、好きな女優の一人ですよ。

スコセッシ監督ではないけど、「ヤァ・ヤァ・シスターズの聖なる秘密」では、エレンがサンドラ・ブロックのお母さん役を好演し、エレンの若い頃の役が、アシュレイ・ジャド(大好きな女優!)が演じていて、この作品も傑作中の傑作です。

しかし、70年代は、この「アリスの恋」のエレンと「ハリーとトント」のアート・カニーがともにオスカー像を奪取するように、いい映画だらけです。
競馬もハードロックも70年代は優れていたのか。そういった新しいムーブメントが起きるような社会背景だったんでしょう。残念なことに、スコッセシ監督は無冠ですが。

新しい映画もお奨めですが、この70年代の映画はフランス(アラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモントなどなど)、ドイツ、もちろんアメリカ、そして、日本と素晴らしい映画ばかりですので、ぜひ、こちらもお時間があれば、見てください。英米映画以外にもたくさんいい映画があります。

勉強になりますよ!!

2007/01/23 (Tue) 09:35 | マリリン #- | URL | 編集

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