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【カポーティ】と【セプテンバー・テープ】

色々とドタバタしていたが、先のブログにも書いた映画「カポーティ」の監督のベネット・ミラー来日記者会見があったので、ホテル西洋銀座まで行った。

ゲストは長野県知事の田中康夫氏と京都大学経済研究所の浅田彰氏。
このゲストのチョイスは洒落ていて、今までにない有意義な記者会見だった。

トルーマン・カポーティがいかに素晴らしい作家であったことがそれぞれのゲストから語られる。この映画がいかに書き手にインパクトを与えてくれたかが分かり、安心した。この作品は物書きの永久不変のテーマである。活字メディアに関わっている人なら、必ず見て欲しい作品である。田中康夫氏が「なんとなくクリスタル」の作家に戻ってくれたコメントに、ホッとした。次期県知事の地位は逃したけど…。

ホテル西洋銀座のあとは、松竹で「セプテンバー・テープ」の試写。ニューヨーク、9・11のテロ後のアフガニスタン。その戦場に残っていた生のビデオテープのドキュメント。戦場の恐ろしさ、銃弾や爆撃が、リアルに伝わり身震いした。

アメリカのアフガン侵攻も9・11がなければ、ありえなかった。歴史に目を向けないと、とんでもないことが世界で起こっている。

何もできないけど、目を向けること、感じること、知ること。それが、極東にいる平和な私の役割かなとも、警告してくれた映画だった。



16日。故・戸田杏子姉御を追悼するために、友人宅で神宮の花火大会を見た。花火のように散ってしまった姉御。日増しに寂しさがつのる。

でも、引きこもっていてもしょうがない。外にと。外にと。健康でいられる自分、3度の食事には困らない自分。それこそ、最高の幸せである。


戸田姉御の著書「タイ 楽しみ図鑑」(新潮社)をまた読み返している。タイに何度も行き、そこで住む人たちの家庭料理がいっぱい紹介されている。よく戸田姉御が私や仲間を招いて作ってくれたお料理がいっぱい載っている。

戸田姉御曰く、「人も料理も野心や邪心があると、ダメよ。無償でないとね」

素晴らしい一言です。しかし、そんな事を言ってくれる水先案内人はもういない。子供も夫もいて、仕事をこなしてきた戸田姉御。同じ境遇にいる私の水先案内人はもういない。

豪放磊落でガラス細工のようにデリケート。成熟した女なのに少女のような愛くるしさ。そんな私の先輩はいない。

「ヨーコ、人は動物。自然体で生きればいいさ。」
そんなことを言ってくれる人はもういない。









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仕事の楽しさと苦しさ | Home | なんにもならない無駄な30分間

コメント

昨日はお世話になりました。
久しぶりにお会いし、マリリンさんのご活躍の様子を聞くことが出来、自分のことのように嬉しいです!
「優駿」への執筆、本当におめでとうございます!


「カポーティ」の記者会見について・・・
会見での浅田氏、まだまだいい足りないといった表情をしていらしたのが印象的でした。田中氏を「カポーティ」と呼ぶあたりは彼のリップ・サービスなのでしょう。
ご一緒していた某先生のコメントもなかなか面白かったです!

2006/08/24 (Thu) 09:16 | さんちゃん #- | URL | 編集
さんちゃんへ

「カポーティ」の記者会見。ソニーピクチャーズは粋なはからいでしたね。

浅田彰さん、田中康夫さん。記者会見がよりビビットになり、監督もご満悦でしたね。いつも、記者会見では、チョーつまんない質問が飛び交い、とどのつまりは、アイドルの登場で、パチパチとなるんですが、今回は実に有意義でした。

「カポーティ」。素晴らしい映画です。今のところ、今年のベストワンになりそうです。でも、これを抜く映画が出てきてくれることもまた楽しみなんですが。

「イルマーレ」でキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが来日します。「イルマーレ」は見ましたが、あんまり、という感じですが、キアヌとサンドラは見たいもんです。

ありがとうございます!

2006/08/25 (Fri) 20:41 | マリリン #- | URL | 編集
はじめまして

カポーティは映画公開もあって、今ブレークしていますね。
ファンとしては嬉しい限りです。
関連記事をTBさせてくださいね。
よろしくお願いいたします。
あ、康夫ちゃんについての記事もよろしく・・。

2006/08/25 (Fri) 23:55 | おかみ #- | URL | 編集
おかみさんへ

こちらこそ、初めまして。
コメントありがとうございます。お返事遅れてごめんなさい。

「カポーティ」は素晴らしい映画でした。フィリップ・シーモア・ホフマンは、実在のカポーティにそっくりです!アカデミー賞には懐疑的なマリリンですが、フィリップの主演男優賞には納得です!浅田彰さんもフィリップの演技を絶賛していました!犯人・ペリー・スミス役のクリフトン・コリンズJrもエキセントリックな演技は一見に値しますよ

余談ですが、フィリップと監督のベネット・ミラーは高校時代からの映画友達だったそうです!

TBありがとうございます。

2006/08/27 (Sun) 10:45 | マリリン #- | URL | 編集

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